2017年4月24日月曜日

『パリが愛した写真家 ロベール・ドアノー 永遠の3秒』(Robert Doisneau: Through the Lens) その2

このドキュメンタリー映画の日本での上映に向けて、本作の監督であり、孫娘としてロベール・ドアノーと多くの時間を過ごしたクレモンティーヌ・ドルディルさんが来日されました。
フランスの大統領選の第1回投票が行われました。
5月7日の決選投票まで、少しだけ希望がつながったように感じるのは、私だけでしょうか。
フランスを愛する人たち、ひとりひとりの意見を聞いてみたくなりました。
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『パリが愛した写真家 ロベール・ドアノー 永遠の3秒』その2
監督によるトークショー

 本作の日本での上映に向けて、本作の監督であり、孫娘としてロベール・ドアノーと多くの時間を過ごしたクレモンティーヌ・ドルディルさんが来日。東京都写真美術館ホールでの上映初日、写真家のハービー・山口さん、同じく写真かの平間至さんを交えてのトークショーが行われた。そこで語られたのは、「孤独の人」というドアノーの一面だった。7歳という甘え盛りの年で母親と死に別れ、彼はカメラを持つことで初めて世界と一体化したという。「祖父は、消防士がヘルメットをかぶるように、カメラを手にしました」と語るドルディルさん。不幸せだったからこそ、「幸せを撮る写真家」となりえたのだと。「祖父は、自分のためでなく、人々への贈り物として写真を撮り続けました。私が祖父を愛したように、みなさんも祖父の写真を愛してほしいと思います」。そんな孫娘の愛に満ちたこの映画は、私たちの心をほんのりとした桜色に染めてくれる。


 クレモンティーヌ・ドルディル監督
2017422日東京都写真美術館ホールにて)

<本ブログ内リンク>
『パリが愛した写真家 ロベール・ドアノー 永遠の3秒』
(Robert Doisneau: Through the Lens)

http://filmsandmusiconmymind.blogspot.jp/2017/04/3robert-doisneau-through-lens.html




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