2016年11月21日月曜日

『ビフォア・サンセット』 (BEFORE SUNSET)

リチャード・リンクレイター監督の最新作、『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』の上映が、首都圏で始まっています。
彼の作品のすべてに流れる普遍的なテーマは、言葉で表現するのが難しいから、だから、ぜひ映画を直接見てほしい、と思ってしまいます。
彼の過去作品、「ビフォア」シリーズをご紹介します。

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『ビフォア・サンセット』
(原題:BEFORE SUNSET / 2004年米)

「アインシュタインにこんな名言があるわ。神秘的なもの(magic or mystery)を信じられない人間は死人のようなものだって」と語るセリーヌ。

 セリーヌとジェシーを見ていると、「赤い糸」という神秘的な存在が間違いなくこの世にあるのだと感じずにはいられない。
ジュリー・デルピーがギターを弾きながら歌う『A Waltz For A Night』を聴いていると、迷子になった子猫を抱きしめたくなるような気持ちになる。セリーヌの部屋でニーナ・シモン(Nina Simone)のアルバムをみつけたジェシー。2003年に他界したニーナを偲びながら、エンドロールで『Just in Time』が流れる。まるで2人のためにつくられたような歌詞に、胸がちくちくしてくる。


(次ページ『ビフォア・ミッドナイト』に続く。To be continued to next page…

<本ブログ内リンク>

6才のボクが、大人になるまで。』(BOYHOOD)

6才のボクが、大人になるまで。』(BOYHOOD)その2


<公式サイト>

『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』

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